「宣伝文0006」 パラグ・カンナ著『ネクスト・ルネサンス 21世紀世界の動かし方』(古村治彦訳、講談社、2011年)が発売されました。 古村治彦(ふるむらはるひこ)筆 2011年6月10日

  

『ネクスト・ルネサンス』               パラグ・カンナ

 ウェブサイト「副島隆彦の論文教室」管理人の古村治彦です。このたび、私が翻訳しました『ネクスト・ルネサンス 21世紀世界の動かし方』(原題:How to Run the World: Charting a Course to the Next Renaissance)が講談社から発売になりました。全国各地の書店にも置いてあります。

※『ネクスト・ルネサンス 21世紀世界の動かし方』は、ウェブサイト「副島隆彦の論文教室」内書籍頒布コーナーでお求めいただけます。よろしくお願いいたします。書籍の購入は、こちらからどうぞ。

 本書の著者パラグ・カンナは新進気鋭の国際政治学者、地政学者です。1977年生まれで、現在ワシントンにあるニューアメリカ財団の主任研究員をしています。デビュー作『「三つの帝国の時代」』は話題となりました。本書『ネクスト・ルネサンス 21世紀世界の動かし方』はカンナの著作第2弾です。

 本書『ネクスト・ルネサンス 21世紀世界の動かし方』で、カンナは「巨大化する外交(メガ・ディプロマシー)」という概念を提唱しています。このメガ・ディプロマシーとは、これまで職業外交官たちや国際機関が独占してきた外交に様々なアクターが参加することでより機能するものとするというものです。NGO、有名人、宗教家、人道支援活動家たちが能力を持ちより、分業することで外交を行うというものです。

 カンナはこれまで大きな厄災をもたしてきた国境は引き直されるべきだと主張しています。そして、鉄道や石油や天然ガスのパイプラインを重視すべきだとも述べています。カンナは、アメリカの衰退と併せて、現代の国民国家と各国政府が機能を果たせなくなりつつあると指摘しています。こうした状況は1000年前の中世とよく似ていると指摘しています。

 原著は、2011年1月に発売されました。同時期に翻訳を進めておりましたところ、2011年3月11日に東日本大震災が発生し、3月12日には東京電力福島第一原子力発電所で原子炉のトラブルから放射能漏れ事故が発生しました。著者のカンナ氏は、日本の読者のために、「日本は必ず復興する」という趣旨の日本語版の序文を送ってくれました。この序文も読みごたえがあります。是非手にとってお読みください。

 本書『ネクスト・ルネサンス』の発刊に際し、このページでは、海外での書評、著者パラグ・カンナ氏のインタビュー、カンナ氏がニューヨーク・タイムズ紙に掲載した論稿をご紹介したいと思います。

 『ネクスト・ルネサンス 21世紀世界の動かし方』をどうぞよろしくお願い申し上げます。

※『ネクスト・ルネサンス 21世紀世界の動かし方』は、ウェブサイト「副島隆彦の論文教室」内書籍頒布コーナーでお求めいただけます。よろしくお願いいたします。書籍の購入は、こちらからどうぞ。

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●Kirkus Book Review (出版前の本の書評を行い掲載するウェブサイト)
2010年10月15日になされた書評
http://www.kirkusreviews.com/book-reviews/non-fiction/parag-khanna/how-run-world/?spdy=2011

 ニューアメリカ財団の上級研究員パラグ・カンナ(『「三つの帝国」の時代』の著者)は、世界が不安定になっている時期に世界の諸問題を解決するために新しい「メガ・ディプロマシー(巨大化する外交)」が必要だと説く。カンナは、職業外交官たちが長い間、世界をどう動かすかを交渉して決めてきた、と書く。古代シュメールで都市国家が繁栄した時代、外交官たちは王たちの間で神の言葉を取り次いだ。現代社会においては、外交官たちは大きな戦争の後、戦後処理として世界を分割するための交渉を行ってきた。

 今日の「分裂し、断片的になり、統治不可能な」世界において、世界を単独でコントロールする力を持つ超大国は存在しない。ポスト冷戦時代の世界では、各国政府、企業、市民活動家たちの連携を基にした新しい外交の方法が必要となっている。情報技術革命によって、公的部門と民間部門は効率的に協働でき、国境を越え、テロリズム、エイズの大流行、気候変動といった世界規模の諸問題に対処できるとカンナは書いている。この新しい形の外交にとって、企業家、学者、活動家、有名人、その他様々な人たちが新しい外交の重要な参加者となる。彼らはこれまでにはなかった協力体制を構築し、地雷禁止、最貧国の債務免除、国際刑事裁判所の創設などの目的を達成しようとしている。

 そうした人々には、ビル・ゲイツ、メリンダ・ゲイツ夫妻、ボノやアンジェリーナ・ジョリーまで様々な人が数えられる。こうした人々は財力と影響力を持っている。またオープンソサエティ財団は世界規模の重要な問題を提起し続け、世界経済フォーラム(WEF)は「新しい外交の設計者」となっている。WEFは年に何度も開かれる会合に多様な参加者を招き、議論の場を提供している。クリントン・グローバル・イニシアチブは政治、経済、社会の各分野のリーダーたちの提携を推進している。

 カンナは新しい外交が世界規模の諸問題の解決のための斬新なアプローチを提供するとして、その方法をいくつか提案している。世界各国が協力して情報を共有するという協力体制を作る。ソマリアの漁民が海賊行為に走らないようにする(例えば高速漁船を提供して漁獲高を上げるなど)。そして、イランと北朝鮮に対して、彼らには核開発プログラムは必要ないと説得する。環境保護の分野では、新しい外交によって官民連携が意義あるものとなる、とカンナは書いている。これまでいくつも結ばれてきた国際的な合意よりも環境分野に影響を与え、環境保護が進むようになるとカンナは主張している。メガ・ディプロマシーのモデルとして、カンナはヨーロッパを挙げている。域内では国境がなくなったヨーロッパ連合(EU)の加盟国は共通の諸問題の解決のために実験と協力を継続している。

 世界統治に対する議論への大きな貢献となる一冊である。

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●「Amazon.com」に掲載された著者パラグ・カンナのインタビュー
http://www.amazon.com/How-Run-World-Charting-Renaissance/dp/1400068274/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1305046793&sr=8-1

インタビュアーはスティーヴ・クレモンス。ブログ「ワシントン・ノート」の著者。クレモンスとカンナはニューアメリカ財団の同僚。

 

クレモンスとカンナ(右)    クレモンス

質問:デビュー作『「三つの帝国」の時代』であなたは、現代の世界は、数十カ国の新興国に対して、複数の超大国が影響力を及ぼそうと競争している世界だ、と書いた。本書『ネクスト・ルネサンス 21世紀世界の動かし方』で、あなたは、新しい世界の構造はどのようになると書いているのか?

答え:私は「これからの世界は強力な国々とそうではない国々で構成されるようになる」とは考えていない。これからの世界は1000年前の中世世界のようになると考えている。1000年前の中世世界では、現在と同様、東洋と西洋が同時に強力であった時代である。それ以降現代まで、両方が同時期に強力ということはなかった。中国の宋帝国では紙幣が発明された(中国は今でも紙幣をたくさん保有している!)。南インドに栄えたチョーラ朝は東アフリカからインドネシアにかけての海を支配した。アラブ・イスラム世界はアッバース朝時代に繁栄のピークを迎えた。アッバース朝の領土は現代のスペインのアンダルシア地方から中央アジアにまで広がっていた。一方、ヨーロッパの神聖ローマ帝国は不確実で、不安定な状況にあった。

質問:1000年前のグローバライゼーションと現在のグローバライゼーションはどれくらい似ているか?

答え:歴史的に見ると、十字軍の遠征の終結は、時代の重要な転換点になった。ヨーロッパはコモディティやスパイスを獲得するために商業に集中するようになり、新しい土地や商品の発見のために遠洋航海を始めた。これが史上初の世界規模の通商システムを創造することにつながった。ヨーロッパ中で活躍した銀行網は長距離の遠洋航海のための資金を集めた。この時期の長距離遠洋航海では多額の資金に加えてコンパスの発明も大きな貢献となった。イタリア人のマルコ・ポーロやモロッコ人のイブン・バトゥータは数千マイルの旅を行った。その結果、東洋と西洋の相互理解は深まった。グローバライゼーションは経済、戦略、文化の面で昔のように再び起こっている。興味深いのは、中世時代のグローバライゼーションの参加者は、都市、企業、教会、ギルド、傭兵、大学、人道主義活動家であったことだ。これは現代のグローバライゼーションでも同じである。

質問:現代のような複雑な世界における外交はどうあるべきだろうか?

答え:外交は主権ではなく地位と権威を基礎にした政府で行われてきた。今日、外交は聖職者、企業経営者、有名人、活動家、その他の人々といった幅広い人々の間で行われる相互活動である。彼らは資金、資源、才能を持ちよって世界規模の諸問題に対処している。私はこれを「メガ・ディプロマシー(巨大化する外交)」と呼んでいる。世界中の人々がたかだか200の政府に代表されることなど不可能だ。その代わり、メガ・ディプロマシーではより多くのグループが自分たちを代表して、自分たちの利益を追求することができる。各国家の違いを強調する外交に代わり、メガ・ディプロマシーはこうしたグループ間のより有機的な連帯を創造することができる。こうしたグループが連帯することで協働も生まれる。

質問:複雑さを伴う新しい時代の秩序をアメリカはどのようにコントロールできるだろうか?

答え:アメリカが世界中で行ってきたことはこれまでのどの国家や帝国がやったことよりも偉大である。アメリカの企業は金融、技術、マネジメント技術を世界中に広めた。アメリカの大学は中東やアジア地域にキャンパスを置き、次代のリーダーたちを教育している。アメリカ市民と慈善団体は世界で最も寛大である。アメリカはこれまで数十年間尊敬すべきリーダーたちがやってきたように、これからも国を開き、世界の諸問題に関与する必要がある。アメリカは各国政府ではなく、市民たち同士の関係を構築すべきだ。ヨーロッパ、日本、インドの市民たちとアメリカの市民たちがより良い関係を築く。そうなれば同盟はより長続きし、安定したものになる。

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●「中央アジアにおける新しいシルクロード(Central Asia's New Silk Roads)」

2010年8月12日
ニューヨーク・タイムズ紙論説欄(インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙論説欄から転載)
パラグ・カンナ(PARAG KHANNA)筆

 モンゴルのウランバートルから。アフガニスタンで新たに発見されたリチウム鉱脈は、海に面していない中央アジア地域で見つかる他の天然資源と同じ運命をたどるだろう。欧米諸国が見つけて開発するが、それらをコントロールするのはアジアである。

 シベリアの木材、モンゴルの鉄鉱石、カザフスタンの石油、トルクメニスタンの天然ガス、アフガニスタンの銅鉱石は新しく建設された中国向けの輸送ネットワークを通じて中国国内に運ばれている。こうした資源が世界最大の人口を抱える中国の急速な経済発展を支えている。

 中国は現在、急ピッチで中央アジア地域に道路、鉄道、パイプラインを建設している。こうした社会資本は欧米諸国にもチャンスを与えるし、中央アジア諸国にも経済発展の機会を与える。19世紀に繰り広げられたグレート・ゲーム(Great Game)を、天然資源を巡ってこの21世紀でやることなどない。欧米諸国は中国の国内発展を支援するようにすべきだ。欧米諸国は、中国の地方政府を指導することで、繊維製品や農産物の輸出を増やすことに貢献できる。また欧米の先進諸国は、多くの天然資源輸出国が陥った「資源の呪い(resource curse)」に中国がかからないように輸出品の多様化を進めることにも協力できる。

 中国は海に面していない中央アジアを海につなげるために社会資本の整備を進めている。欧米諸国は新しい建設される、東西を結ぶシルクロード(East-West Silk Road)を成功させるように動く必要がある。この新しいシルクロードは石油を運ぶためのものとなる。

 カスピ海沿岸の油田からカザフスタンを通る石油パイプライン、トルクメニスタンからウズベキスタンとカザフスタンを通る、最近完成した天然ガスのパイプライン、ロシア国内を通る道路や鉄道の建設計画などこの地域の社会資本の整備は着々と進んでいる。これらの道路やパイプラインは、パキスタンのグワダルの天然の良港にまでつながっている。中国は中央アジアを大国間の緩衝地帯から東西を結ぶ回廊にしようと努力している。その証拠が中央アジア地域の社会資本整備に中国が深く参画していることである。中国政府の指導者たちは、ユーラシアを中国の経済発展に必要な天然資源を大量に埋蔵している地域だと見ている。

 中国が中央アジアとアフリカに進出していることを新しい植民地主義ではないかと疑いを持って見る必要はない。欧米諸国の各企業は、中国が建設した道路、鉄道をいかに利用してそうした地域で成功を収めるか、戦略を練るようにすべきだ。中国と競争するのではなく協調していくことが重要だ。中央アジアで中国と協調するためには、社会資本建設に多額の投資を行うこと、地図上の役に立たない、恣意的な国境を超える新しい線(道路やパイプラインなど)を引くことである。道路やパイプラインは経済的利益を中央アジア、中国、欧米各国にもたらす。

 中央アジアの社会資本プロジェクトで最も重要なものはまだ建設されていない、トルクメニスタン・アフガニスタン・パキスタン・インド(TAPI)天然ガスパイプラインと、イラン・パキスタン・インド(IPI)天然ガスパイプラインである。TAPI天然ガスパイプラインについて言えば、アフガニスタンの治安情勢が確保されないために建設が進まない。TAPI天然ガスパイプラインに投資しようという投資家は数多くいるし、アジア開発銀行も融資をしようとしているだけに残念だ。TAPI天然ガスパイプラインが建設されることでアフガニスタンの人々には職を与えることができるし、エネルギー不足が続いているアフガニスタンとパキスタンに安いエネルギーを供給することができる。米軍はアフガニスタンで軍事戦略を進めているが、その戦略の中にパイプライン建設など経済開発プロジェクトも含めるようにすべきだ。

 イラン・パキスタン・インド(IPI)天然ガスパイプラインについて言うと、アメリカは建設に反対しているが、イランとパキスタンは建設を始めることで合意に達した。

 アメリカ政府が気づくべき、最も重要なことは、イランを孤立させると近東と中央アジアをつなぐ架橋がなくなってしまうということだ。ヨーロッパ各国も中国もこのことにきちんと気づいている。ヨーロッパはナブコ・パイプラインを建設し、中国が融資を行って建設が進められている北部アフガニスタンからイランへと続く道路を建設している。ヨーロッパや中国派こうしてイランを孤立させるのではなく参加させることで地域を安定させようとしているのだ。

 中央アジア諸国の地方政府では天然資源を発見しても精製も輸出もできない。欧米諸国が開発に参加することで関係する国々全てに利益が出るようになる。アフガニスタンは、鉱山技術をほとんど持っていないが、中国、オーストラリア、ロシアの企業群がアフガニスタン国内の鉱山開発を進めることができる。モンゴルでは外国企業による鉱山開発がここ20年ほどにわたり続いており、その結果、モンゴルはミネラルの輸出を急増させ、経済発展が加速している。モンゴルは鉱山技術以外にも欧米諸国の知識を利用している。モンゴルはノルウェイの真似をして、開発危機を設立し、ミネラル輸出で得られる利益を国民に還元している。またペルー人の高名な経済学者であるヘルナンド・デ・ソトをモンゴル政府が招聘している。デ・ソトは所有権と小規模開発の専門家であるが、彼の指導のもと、国内の整備を行おうとしている。モンゴルは新しいシルクロードの重要な部分を構成している。

 中国もロシアも今や中央アジアを自国の裏庭だと見なしてはいない。その反対で、中国とロシア両国は欧米諸国が現在中央アジアで十分な役割を果たしていないと不満を持っている。欧米諸国は19世紀から中央アジアで様々な活動を行ってきたのに、現在、その動きが低調だというのだ。しかし、そんなことはない。シェブロンと中央アジア諸国に派遣されていたアメリカの大使たちはリーダーシップを発揮して、バクー・ティビリシ・ジェイハン・パイプラインを建設した。その当時、ソビエト連邦は崩壊し、コーカサス地方は不安定な状況にあった。

 中央アジア地域に展開している欧米諸国の軍隊は、中国が融資をしたいと望んでいる天然資源開発プロジェクトや社会資本整備計画を防衛することに集中すべきだ。特にアフガニスタンに駐留しているNATO軍や中央アジア諸国と協定を結んでいるアメリカ軍はそのようにすべきだ。アフガニスタンにあるアイナク銅鉱山はすでに欧米の軍隊が守備している。アフガニスタンでは前述したとおり、リチウム鉱脈が発見された。中国は携帯電話と電気自動車の電池を製造するためにリチウムを求めている。それならば、NATO軍はこの鉱脈の守備も行うべきだ。

 中国は中央アジア地域を貫く道路やパイプラインなどの社会資本の建設を積極的に進めている。ペルシア湾岸地域の自由貿易港であるドバイは、繊維製品など中央アジアの製品をヨーロッパやアメリカに輸出する港として生き残ることができる。欧米諸国が中央アジアからの製品にかける関税を引き下げたら、中央アジアの経済は多様化し、天然資源の輸出だけに頼るようなことはなくなり、資源の呪いを避けることができる。そうなると、中央アジア各国で非エネルギー部門における雇用も増加する。その結果、海に面していない中央アジアで最も必要な2つのことが実現する。それは安定と相互のつながりの深化である。

 グレートゲームの遺産とも言うべきものに、この地域での「戦略的三角形」をどのように形作るかという考えがある。アメリカ―中国―インド、アメリカ・インド・アフガニスタン、アメリカ・中国・イランなどの可能性が考えられる。しかし、こうした対立を前提にした考えは中央アジアにとって何の利益ももたらさないどころか、害悪となる。中央アジアが栄えた時代、この地域は全ての方向に開かれていたのだ。長年にわたり、カイバル峠は侵略者と犯罪者にとって中央アジアへの玄関口となってきた。現在、カイバル峠はアフガニスタンに駐留するアメリカ軍の補給路となっている。カイバル峠を通っているのはアメリカ軍に雇われたマフィアたちである。しかし、できるならば、カイバル峠は色とりどりの民間トラックがホーンを鳴らしながら通って欲しいものである。

 中央アジアの経済発展と安定は、中国の投資と中東地域の富によってもたらされる。シルクロードは歴史上常に、相互利益のための双方向の通路として機能してきた。デュランドラインと呼ばれるパキスタン・アフガニスタン間の国境線は半世紀にわたり何の利益ももたらさなかった。石油を運ぶ新しいシルクロードは中央アジアに将来、多大な利益をもたらすだろう。

パラグ・カンナ:ニューアメリカ財団上級研究員。著書に『三つの帝国の時代』(講談社刊)がある。

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(終わり)

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